ヘアカラーの染まりムラを統一する方法

ご自分でヘアカラーをする人がだいぶん増えてきたのではないでしょうか?
その場合、髪の毛が長ければ長いほどヘアカラーの染まりムラはできやすくなりますね


ヘアカラーの染まりムラを統一する方法は大きく分けて二つあります
一つは、暗い色で統一する
二つ目は、明るい色で統一する
暗い色で統一する場合は、8レベル以下の色がいいと思います。ムラになっている一番明るい所が何レベルまで明るくなっているかにもよりますが8レベル以下の色が統一しやすいです。レベル?という言葉に疑問をいただいた方の為の豆知識!ヘアカラーの時、髪の毛の色を1~14ぐらいまでの明るさ(明度)をひとつのものさしにします。日本人の黒髪は、だいたい3か4と言われています。最近ではもう少し明るい人もちらほら見かけます。


ここでひとつヘアカラーの豆知識♪
4レベルくらいの黒髪を8レベルの明るさのブラウンという色味にしたいとき、メーカーによって多少異なりますが8レベルよりも黒髪を明るしてそこからブラウンの色味をのせて8レベルくらいに落ち着くような設定でカラー剤は作られています。8レベルまでしたいとき8レベルまでではなくそれ以上明るして色味をいれて8レベルになるように設定してあるのですね。これも褪色の原因の一つですね。一度カラーをすると日が経つにつれてだんだん明るくなる。みなさん経験あると思いますがこういうことが原因の一つになっています。



ここで話を戻しましょう(^^)暗い色で統一するときは、ビフォアの時の一番明るくなっている所のカラーレベルと一番暗くなっている所のカラーレベルの中間以下のレベルの色で統一してあげるのが一つの目安です。黒髪を上げていくレベルと明るくなったところを下げていくレベルが一致すればいいわけですね。そう考えると黒髪に統一するのは一番簡単ですね。あげる事を考えずにさげることだけを考えればいい ということになります。


そう考えると明るい色で統一するときも、あげる事だけを考えればいいから簡単だと思いがちですが、そうはなかなかいきません。明るい色で統一しようとしたとき、明るい色、つまりレベルの高い色を選択します。そのカラー剤が明るいところにつくと、そこはさらに明るくなっていっていってしまうからです。そうなるといたちごっこのように暗いところが明るくなったかと思うと、明るいところは更に明るくなってしまっています。明るい色で統一しようとしたときは、明るいところにできるだけカラー剤がつかないようにして、暗いところだけにカラー剤を乗せる という繊細さが要求されます。

今回のモデルさんは、ご自分でカラーを繰り返し、ブリーチとかも使用したりしたので、髪の毛がかなりダメージしてしまい、切ってしまおうと。どうせ切るのであれば美容師さん達のなにかのお役に立てるかもしれないと連絡をいただきました。本当に感謝です!たくさんある美容室の中から私を選んでいただいて更に感謝です!とはいうものの、最初にしっかりカウンセリングさせていただきます。どこまで、なにをしても大丈夫なのか?
モデルさんの了承を得られないことはしません。



そこでまず、なにをするにもかなり色ムラがあったので統一することに!
ここで明るい色で統一するか、暗い色で統一するか?ですが モデルさんは暗い色でもいい とおっしゃってくれていたのですが・・・暗い色で統一すると時間が経つと今の明るいところは、すぐに明るくなってきてしまうのですね。暗くするということは、色味を乗せているだけ、(入れただけの色味は元が明るければ明るいほど、すぐに落ちて元の色に近くなっていってしまいます)ベースのムラになっている明度差もそのままなので、色落ちすると今のムラはそのままの状態に近いくらいにムラのままです。あとあと、もしご自分でカラーすることがあったら・・・その場合も考え、ブリーチも何回もしていて、今までハイレベルのカラーには、慣れているということだったので、今回はブリーチで統一する という方法を選択しました。
根元以外の一番暗いところから見分けて塗布していきます。時間差塗布法です。

ブリーチで統一

ブリーチで統一した状態です
ブリーチで統一した場合のメリットデメリットは、その後にダブルカラーをすることによって淡い色味のヘアカラーをたのしむことが出来ます ただし色のもちは一週間ぐらい長くて二週間。色味が抜けると元のブリーチ毛に戻ります

明るくなってしまった髪の毛を黒染めすると、そのままずっと黒いままと勘違いする場合もあるかと思いますが、だんだんと色味は抜けていってしまいます。









Hair:松本 国仁








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